近年ではゲームにオンライン要素があるのは当たり前で、10数年前まではゲームは1人ないし2人
程度の少人数で行うのが普通でいたが、現在は複数人しかも100人単位が同時にプレイするゲームも存在し
協力型・対戦型・スコアランク型などオンライン要素の全く無いゲームはむしろ無いレベルです。
家庭用ゲーム機もそのすべてにオンライン機能が備わっていて誰でも簡単にオンラインゲームを楽しむ事ができるようになりました。
その反面オンラインゲームのマナーは低下していると言わざるを得ないでしょう。
私が初めてプレイしたオンラインゲームは「エンドレスバトル」と言う今ではゲームとはほど遠い代物で、個人でゲームの作成・運営を行っているゲームでした
ゲームプレイ人数はわずか100人でした(100人以上はアカウントの作成自体出来ない)同時アクセスが100人ではなくユザー数が100人です。
経験のある方は普通ですが、経験のない人は少なすぎると感じるでしょう。
当時私は少学生でしたが周りに小学生でプレイしている人間はいませんでしたし珍しがられたものです。
周囲の人は皆大学院や社会人でした。もともとこれらの人とチャットで話せるようになるのには経緯があり、
単純にゲームとしてプレイしていた私は所属する国内で内乱を起こしました。この内乱は選択すると自国の部隊長プレイヤーに対してその地位を簒奪じ部隊長プレイヤーを
国から追放することができます。実際このシステムは部隊長が長期ログインが無い場合などに部隊長の引継ぎをせずにゲームをプレイしなくなってしまった場合に部隊長交代のためのシステムだったのですが、
当時それを知らなかった私は内乱を起こすと言ういわば荒し行為を無意識的に行っていたのです。当然この制裁は私に跳ね返ってくるのですがせっかく楽しんでいたゲームで
無国籍になってしまった私は母親に泣き付き母親が代行で他のプレイヤーとコミュニケーションをとってくれて相手にこちらの状況を理解してもらい、結果としてオンラインマナーと言う物を
見ず知らずの人たちに教えてもらう形となりました。
この時に私は当たり前だが、相手が人間であるという事を真に理解することができました。
オンラインゲームは良い所もあれば悪い所もあると思いますが、
垣根を超えた関係を構築できる数少ないコミュニケーションツールと言えるでしょう。
日々の生活で出会う人と言うのはたいていの場合が知り合った瞬間にすでに関係性の位置付けがされている場合が多く
例えば学校や会社の先輩や上司、後輩や部下、お客さんと店員 父親と息子など自分と同等の関係性の人と出会うことは非常に少ない。
良く本当の友人は学生の間に作っておきなさいと言う人がいますが社会に出てしまうとなかなか友人と呼べる人を作るのは非常に難しいです。